彼女が好きなものはの三陸わかめのネタバレレビュー・内容・結末

待て待て待て

主人公の男の子がゲイなのは問題ないし、それに悩むのもわかる。発覚してクラスの男のが嫌悪感を示すのもわかる。
しかしなぜこの世界では主人公が不倫をしてることに対するお咎めが何もないんだ？？

彼女も不倫なのを知っていたようだし、それを盗み聞きした男も知ったはず。
本当に嫌悪されるべきはそっちのほうじゃないのか？と思ってしまう。周囲が不倫は受け入れて、ゲイなのは受け入れないという姿勢なのがかなり不思議だった。特に彼女。

彼女ができて、てっきり不倫相手のおじさんとはきっぱり別れるのかと思いきや、ずるずる関係を持ち続けているようで、そんな状態で「普通になりたい」と言われても…。まずは既婚者と縁を切らないとスタートラインにも立てないのではと思ってしまう。いくら高校生だからといって、悩んでいるからといっても、周りがそこを抜きにして受け入れるのはあまりに違和感。

ヒロインは可愛いし、親友のりょうへいは底抜けにいいやつだし、文句はないのだが、周りの人たち人たちの価値観についていけずじまいだった。