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☆腐女子とゲイの高校生が、瑞々しく素直な心のまま新しい恋愛や性愛についてがっつり掘り下げていて、新鮮さがある。
☆数人での会話のシーンでは、固定カメラ回しで、背景の台詞のないグループの人たちも想像を掻き立てる意味のある芝居をちゃんとしているのが、こだわりを感じられたし面白い。
☆最後尾看板をファン同士で流し合いする様子など、BLが成熟した文化だという暗喩のようだった。
☆家族のいない青年の欠けたものの穴埋めとして、おじさんと関係をもつプロットが生々しい。
☆遊園地の場面など、高校生らしい子どもっぽいみんなでデートが微笑ましく可愛い。
☆夏のお昼過ぎの陽の光の撮りかたが巧い。透明感ある青みある淡いトーンの映像が綺麗。
☆主人公の表情が変化せず、繊細な感情が見えてこないのが残念。
☆同性愛者でも離れていかない幼馴染みや恋人の存在に理解ある母は、かなり恵まれていると思った。
☆突如演説のシーンは、先生たちを言い負かして真っ直ぐな子供たちの姿にスカッとした。
