Hiroki

生きろ 島田叡 戦中最後の沖縄県知事のHirokiのレビュー・感想・評価

3.0
塹壕から白旗上げて出てきた民間人が米兵に、中にいる日本兵を殺せと連呼したエピソードが衝撃とドン引き。その場にいた住民が沖縄住民にとってアメリカ軍より日本軍が怖かったと語っていて、軍が沖縄住民に強いた苦難を象徴している。
もちろんそんな軍人ばかりではなかっただろうけど、そういうことがあったということを僕らは考える必要がある。

当時、国を統治する側の人間にもまともな人は数多くいたということが意外だった。統治権力の側でも内部での対立があって結果的にまともでない人達の力の方が強かったということだったらしい。

戦争を経験した人の証言を聞けるのも本当にそろそろ最後だと思うと、今こういうドキュメンタリーはたくさん作られなければならないし、自分でも戦争体験を今のうちに直接聞いておきたい。
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