爆裂BOX

インデペンデンス・デイ2021/アンノウン・アタック 未知からの襲撃の爆裂BOXのレビュー・感想・評価

2.3
ヴァーノンらSWATは犯罪組織同士の交渉現場に突入し、銃撃戦になりながらも組織のボスハデスを逮捕するが、移送中にロサンゼルスに巨大な宇宙船が現れ…というストーリー。
WOWOWのジャパンプレミアにて放送された作品です。ロサンゼルスを舞台に突如現れた宇宙船と宇宙人に襲われたSWATの戦いを描いた作品ですね。前半は犯罪組織の交渉現場に突入したSWATの銃撃戦等が描かれますが、この銃撃戦からして中々のショッパサを見せてくれますね。その後、主人公ヴァーノンががんの告知を受けたりもしながら、ハデスの移送が始まりますが、突如ロサンゼルス上空に巨大宇宙船が現れ、車のエンジンや電気、スマホなどのインフラが停止してしまいます。この宇宙船はあまり映りませんが、造形やCGはこの手の映画ではよくできてたんじゃないでしょうか。徒歩での移送を余儀なくされた一行は宇宙人に襲われ、群刑務所に逃げ込み籠城戦を余儀なくされます。「世界侵略ロサンゼルス決戦」の様にSWATが宇宙人とドンパチする映画かと思いきや、どちらかというと「スカイラインー征服ー」の様に籠城したり逃げながら戦う感じの展開ですね。「要塞警察」もちょっと入ってるかな。
登場する宇宙人は防護マスクを被った「プレデター」のようなタイプで素顔はグロいグレイタイプですね。終盤登場するタイプはメタルーナミュータントも入ってたな。手から触手出して吸血して攻撃してきますが、胸に肘鉄くらわしまくって隊員殺す所はちょっと面白かったな。
登場人物は主人公のヴァーノンと女隊員ハンナ以外あんまりキャラ立った人いなかったな。隊長がちょっと目立ってたくらいであんまり活躍することなく死んでいきます。ハデスも目立った悪事繰り広げる訳でもなく、宇宙人が過去地球に来てたこと説明したり、宇宙人に「お前が父親だろ」と言ったりしましたが、そこは掘り下げられることなく呆気なく退場しましたね。他の留置されてる囚人達も活躍することなく牢屋の中で殺されたのは勿体なかった。成行きでついてきたポッドキャスターの若者もあんま活躍しませんでしたね。
終盤宇宙船内での戦いでヴァーノンのがん告知が伏線として活かされるのは良かったですね。でも、ハンナはどうやって脱出したんだろ?後、あの人良く生き残れたな。
リチャード・グリエコやロバート・ラサード等B・C級映画で見かける人たちが出てます。回想シーンでタラ・リードも出演してます。
番組説明ではいい意味でB級と書いてましたが、全体的に中途半端で悪い意味でB級な感じでしたね。
日本でのレンタルリリースは未定ですが、多分全く違った邦題で出るでしょうね。あまりオススメはしません。