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ノーカントリーのsahoのレビュー・感想・評価

ノーカントリー(2007年製作の映画)
4.0
“人間ってのはな、奪われたものを取り戻そうとして更に失う”

「バスターのバラード」があまりに素晴らしかったため、ずっと避けていた今作を観ることに。

あちこち暗喩が隠されているため、解説をじっくり読んでからもう一度観たくなる。

この世の中に正義なんてなく、時代は変わり、あっけなく暴力で人の命が奪われる「No Country for Old Men(年寄りにはむかない国)」になってしまった。
世界は変えられないし、止められない。
だったら世界の一部になって生きるしかない。
「死はいつ訪れるか分からない」という不条理さは最新作「バスターのバラード」に通づるメッセージでもある。

ハビエル・バンデムの怪演が怖すぎ!日村かよ。

16本目 / 2019
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