よっひ

ノーカントリーのよっひのレビュー・感想・評価

ノーカントリー(2007年製作の映画)
4.0
私の読解力では本作全体のメッセージ、そしてタイトルの"ノーカントリー No Country for Old Men"の意味合いを読み取りきれなかったが、
ライターのSYOさんの解説を参照したところ、自分なりに納得できた気がする。

転換期を迎えていた1980年代のアメリカ、という時代背景。
その中で描かれる、時代から追いやられる年寄り、大きな波に呑まれ追われる現代(80年代)のThe American、そして侵食するのはどこか不気味な異国人、という構造と知ってなるほど。

とにかく音がなく無機質。それは死体や血ですら。
そのため、どのキャラクターにも感情移入できないが、だからこそ客観的な視点で3人の登場人物の背後に浮かび上がるAmericaの大きな転換点を感じ取ることができたのかもしれない。

感想が纏まらないのでまだまだ咀嚼が必要かな。

参照↓
https://cinemore.jp/jp/erudition/923/article_924_p1.html
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