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サンダーフォース ~正義のスーパーヒロインズ~のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

3.8
宇宙からの放射線によりスーパーパワーを持ったスーパーヴィラン・ミスクリアンの脅威にさらされている世界で、ミスクリアンに両親を殺されたとある女性が普通の人にスーパーパワーを与える方法を開発した。

しかし、科学者のエミリー・スタントン(オクタビア・スペンサー)が誤って彼女の疎遠になった親友リディア(メリッサ・マッカーシー)に信じられないほどのパワーを注ぎ込んでしまい、2人の女性は最初のスーパーヒーローチームにならざるを得なくなる。こうして、スーパーパワーを得る血清を投与しつつスーパーパワーを高めるトレーニングを積み、エミリーは「ビンゴ」そしてリディアは「ハンマー」のコードネームでミスクリアンと戦うスーパーヒロイン・デュオ「サンダーフォース」を結成した。

スーパーパワーを持つ悪党ミスクリアンと戦い、シカゴをザ・キングの企みから救うのはサンダーフォース次第である。

スーパーヒーロー映画は、マーベルやDCなど様々な作品が量産されている。だけど今回の作品は、異色。宇宙からの放射線でスーパーパワーを持つようになったスーパー・ヴィラン・ミスクリアンに両親を殺された仇を討つため超人血清を開発するまでは様々な作品と似ているけど、偶然超人血清を投与されてしまった普通のアラフォー女性と超人血清の開発者の女性2人がデュオを組み、スーパーヴィランに立ち向かうのがユニーク。

ヒーロー活動にワクワクしてヒーロースーツのデザインやスーパーヒロインのコードネームやスーパーヒロインのロゴにこだわったり、「ヒーロースーツがなかなか洗濯出来なくて臭い」と文句言いながらも、スーパーヒロイン活動に熱中する人間臭さ、何故か戦いの最中にスーパーヒロインとスーパーヴィランが良い雰囲気になったりするのが、コメディ経験のあるオクタビア・スペンサーやメリッサ・マッカーシーだけに女性同士のコミカルな掛け合いもあり、アクションは地味だけどユニークなスーパーヒロイン映画。
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