なんとなーくダラダラと家で過ごすときにちょうどいい映画。大味なアクションや主要キャストの軽妙なトークに小笑いすることを楽しめればそれで良し。
メリッサ・マッカーシーとオクタビア・スペンサー、このアクション映画に不向きそうな2人の俳優がスーパーヒーローになってしまうというトンデモ発想。
ある意味出オチ感ハンパないんですが、ヴィランの1人カニ男役のジェイソン・ベイトマンといったコメディ俳優同士のテンポの良い掛け合いに笑わされます。
マッカーシー&ベイトマンの掛け合いが本作の一番の見どころかもしれません。
マッカーシーは誤って血清を打たれたことからスーパーパワーを発揮。体を慣らすためのトレーニングがなかなか面白いですが、食事のシーンはグロテスク以外の何物でもありません。
スペンサーはインテリな役で、透明人間として戦略的に敵に近づいてはスタンガンのような武器で一撃必殺。うっすら半透明なスペンサーはなかなか面白いです。
とはいえ、それ以上でもそれ以下でもなく、そこそこ面白いかなってのが105分続くので過度な期待は禁物。
主役2人の子供時代の出会いとかはそれなりに胸を打つものはありました。ってかマッカーシーによくあんなに似た子役見つけてきたな。
あとはヴィランの一員で『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のマンティス役でお馴染みのポム・クレメンティエフが出演していましたね。
マンティスのときはちょっとアホっぽいのほほんとした役だったのに、今回は目付きの鋭い交戦的なヴィランということで真逆のタイプ。ホント俳優さんって凄いなって思わされた部分です。
※2021年自宅鑑賞80本目
※2021年新作映画50本目