ママを悪い超人に殺害された秀才の黒人少女とお調子者の大柄白人少女が友だちになったが些細なことで喧嘩別れする。
数十年後、大人になって化学系の大御所になった黒人女性は人工的に超人になれる薬品を完成させる。久しぶりに再開した2人だったが大柄白人女性の方がうっかりスーパーパワーを持った超人になってしまう。黒人女性は残った薬品で透明化能力者になる。本来は開発した黒人女性自身が全てのパワーを得るはずだったが、行きがかり上、2人で一人前のパワーを持ったスーパーヒーローデュオとなる。
いじめられっ子の大柄黒人女性と貧乏な大柄白人女性……というMARVELにも勝る多様性強者ヒーローチーム爆誕。大柄白人女性が出会う男性は手が蟹の男だし。
全体的にコメディで楽しい。
何気にMCUからは『アントマン』シリーズのアントマンの元奥さんの新しい優しい夫役の人が悪いラスボス、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』マンティス役のポムさんがその手下役で出ている。
そういえば「正体がバレたから研究所に住んで」と言われた黒人大柄女性のおばあちゃん、彼女は娘を悪い超人に殺されて今またピンチが迫ってるのに「私は逃げも隠れもせん。悪いやつがどけ」とキャプテン・アメリカ並の気合を見せてカッコよかった。
そういえば子供時代の大柄男子は何か絡んでくるのかと思ったら何もなかったな。
ヒーローもののファンとして観たら、ラストで超人登録法で公務員になったのと研究所も合衆国政府のものになったので将来が気になるが、まぁこの作品世界は楽しいコメディなので悪い政府ではないのかも。
何か爽やかで楽しい映画だった。
