このレビューはネタバレを含みます
いわゆる「悪魔憑き」とか「エクソシズム」の話ではない。
ちょっと違う観点からの「悪魔とは何ぞや」みたいな切り口で(悪魔的なものは勿論出てくるのだけれど)、その禍々しい存在はどこから生まれるのかみたいな話だった。
神に抗う暴力的で恐ろしい悪魔はここには存在せず、計算高くしたたかな忌まわしい存在だった。
それでも映画的にはちょっとおっかない悪魔の顔を映さなければ興行的にうまくないのだろうけれど(笑)、作品的には悪くないなぁと思っていたらエンドクレジットでサム・ライミが製作に関わっていたのを知り、なるほどー!と納得。
個人的には聖あるところに邪が生まれる、強い光は強い影をもたらす的な路線でガッチリ行ってほしかったな。