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仕掛人・藤枝梅安のmakoのレビュー・感想・評価

仕掛人・藤枝梅安(2023年製作の映画)
4.0
《「浮世」と書いて、「ジゴク」と読む。》
◎80点

原作・池波正太郎生誕100年記念作品。
時代劇専門チャンネル開局25周年記念作品。
本作は二部作で、次作は4月7日から公開されます。

必殺シリーズのドラマは観てたけど、それは池波正太郎氏の原作ではないのかな😅
仕掛人・藤枝梅安は観たことがないけど、必殺シリーズで針を刺す仕置人は観たことがあるよ😊
なのでどんな物かあらかた知ってます。

藤枝梅安は、二つの顔を持つ男。
表は鍼医で人を救い、裏では元締めから金をもらい人殺しをする。
“人は悪いことをしながら、一方では善いことをする矛盾した存在である。”
これは池波先生が作品の中に描き続けてきたテーマだそうです。

重厚な時代劇で映像が奇麗✨
俳優陣も豪華✨
殺しと分からないように仕留めていく。
人間模様も楽しめました♪

一見、悪人かと思う人がそうでもなくて、その逆もあったりで。
人って見かけで判断できないね。
心の内は見えないから。
本当の悪人は、見えない所でコソコソやってるのね。

梅安さんに縁ある人が…😢

梅安さんの相棒の彦次郎さんとのバディ感も良かったし、彦さんが作る料理が美味しそうでした。

殺し、人間模様、悲しさ、飯テロと、いろいろと楽しむことができ面白かったです♪

梅安役は、豊川悦司さん。
大柄で原作のイメージに近く、人間の陰と陽を絶妙なバランスで表現できる、ということでオファーされたそうです。
色気もあって最高でした✨
菅野美穂さん演じる・おもんとの艶事(つやごと)、良かった💓
裏稼業の方の手際の良さ、強さもあって最強。豊川悦司さんの魅力が満載でした。
彦次郎役は、片岡愛之助さん。歌舞伎俳優なので、時代劇は似合いますね。梅安とのやり取りは、時に微笑ましかった🍀
おみの役の天海祐希さん。お美しい✨ 素敵でした。

針の細さにも拘って(こだわって)針を作ったそうです。昔の針は太めだった。原作では細いそうですが、当時の映像では細いと見えないとのことで太かったようですが、映像技術の進歩により細い針でも見えるようになったとの事でした。

エンドロール後にも次作に続く映像があるのでお見逃しなく😊
次作も楽しみです♪


観客 10人くらい
劇場鑑賞 #22
2023 #24
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