ルビー・ローズさんと、モーガン・フリーマンさんが共演したサスペンス映画ですが、かなり内容的にB級感は否めませんでした。
映画の冒頭、デイモン(モーガン・フリーマンさん)の経歴が新聞記事を使って駆け足で紹介されます。ルーキー時代に表彰され注目を浴び、その後潜入捜査官として活躍し、そして警察署長にまで昇進したが、自宅前で銃撃に遭い重体となるも奇跡的に一命をとりとめ、車椅子での生活を余儀なくされ引退した。それは、裏社会と癒着し巨大な犯罪組織を築き甘い汁を吸っていたツケが回った結果でもあった。
そのデイモンの自宅に、身の回りの世話役としてヴィッキー(ルビー・ローズさん)が幼い娘と2人で居候していた。彼女はかつて弟と2人で麻薬の運び屋をしていて、逮捕されてしまったが、デイモンに助けられたという過去があった。
ある晩、ヴィッキーはデイモンから凶悪な犯罪者たちから裏金を取り立てる危険な仕事を命じられる。娘を人質にとられたヴィッキーは、やむなく請け負うことになるのだが･･･。
映画の大半が、ルビー・ローズさんさん演ずる坊主頭の女性ヴィッキーが、悪党どもから現金を回収するという単調なストーリーでした。ただ、ヴィッキーが悪党どもを相手にしても引けを取らない動きで、次々にミッションをクリアしていくところが気持ちいいですね。
ラストまで観ていくと、突然デイモンがヴィッキーに現金を回収させた理由が判りますが、何とも強引な感じで幕を閉じた感がすごかったです。
