君子

夢の向こうにの君子のネタバレレビュー・内容・結末

夢の向こうに(2020年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

最後に抱き合ったのは阿嵐だよね?欣欣ではないように見えたけど…。

欣欣を作り出してしまうエロトマニアという症状、何となくこないだ観た「ルビースパークス」を思い出した。あと、欣欣との時間に対する幸せの感じはちょっと「夜ごとの美女」感。けど、どっちの映画とも違うのはファンタジーにおける創造物でもコメディでも無い病気の話だってこと。

でもストーリーの流れ自体はちゃんとラブストーリーなのが見やすくて、ずっと観ていられた。最初こそ、阿樂目線だったのが、途中からは阿嵐目線に感じるようになり、でもどこかでこれは現実か幻覚か疑う(観客としての)俯瞰で見ている感覚も確かにあり…。「十年」とか、観れてないけど「時代革命」の監督さんというイメージが先行してたけど、「ある複雑なお話」の監督さんと後から気づいて納得。

あと街中だけじゃなく輕鐡の駅(たぶん元朗て言ってた)みたいな香港の景色が見れた事や、横断歩道の音とかが聴けてそういう部分も嬉しかった。
君子

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