Zhivago

煙突の見える場所のZhivagoのレビュー・感想・評価

煙突の見える場所(1953年製作の映画)
3.3
高峰秀子と芥川比呂志の描き方がいいです。高峰秀子が凄いだけかもしれませんが。
五所監督は気の強いちょっと癖のあるちょっとひねくれたような人間を描くのがうまい監督だという印象です。メインの夫婦が癖のないいい人で色々と翻弄されるのですが、肝心の奥さんに大女優の田中絹代を配しているのですが、田中絹代の良さが消えてしまっているというか、キャスティングがよくなかったというか、なんかせっかくの田中絹代がもったいない印象です。

下宿の男女(芥川と高峰)、元の夫、赤ちゃんの母親、隣人さんたち、の癖のある描き方が魅力的。
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