刑務所から出てきた男が、違法な手法で入手した情報を作って資金を貯めた上で、クリーンな世界に抜け出そうとするけど、そう簡単には行かない話。
話もおもしろく、俳優陣も味わい深く、雰囲気も良かった。
監督が長編デビューとは思えない水準。
個人的には広野役の伊藤祐樹がとても良かった。軽くて駄目なやつなんだけど、憎めない、という丁度いい雰囲気がうまかった。
石神が誰かと会っているシーンは大抵「じゃあ、そろそろ行くわ」といって別れる。それが良かった。
警察のチームも面白そうなキャラクターが、揃っていたのでもう少し見たかった。
パンフレットも充実していた。