B級ミリタリーアクションみたいなジャケだけれど中身はとても真面目なモロッコ映画
舞台はシリアとベルギーなんだけどモロッコ映画w
ISに入った息子を探しに行く母の話なのですが、強運過ぎてちょっとファンタジーだったのが惜しい。
2時間近いのも疲れますね。
でも戦闘地域のジリジリとした緊張感はあって良かった!
ベルギーに住むバトゥール。
DV糞夫、17歳の息子イスマエルと暮らしていた。
しかしある日、イスマエルがシリアでISに加わってしまう。
バトゥールは記者と偽り、彼を追うのだが……
捨てる神あれば拾う神あり
ISから土地を取り戻し、シリアの民主化を求めるクルド人たち。
しかしISはいまだに襲いかかってくる。
そんな地域ではあるが、母親は色んな人に助けられる。
ISに子供を殺された女性、『バハールの涙』のような女性部隊、そして……
それを淡々と、しかし緊張感は失わず描いた作品でした。
色んな人を見せたくて長くなってしまったのかな?
ドキュメンタリみたいにも思えた。
が、母親がどうにもラッキー過ぎて冷めちゃう瞬間も(笑)
たまに挿入される幸せな過去パートがキラキラしていて、何故これが続かなかったのだろう……と思わずにはいられない。