このレビューはネタバレを含みます
旦那の汗が凄い映画。
黒木華も柄本佑も、水に落ちるか落ちないかの絶妙な所に的確に足を下ろし、またふわっと飛び立っていくよう。
選ぶ台詞、声の上ずり、テンポが2人とも上手かった。
黒木華が上手かったなと思ったけれど、見終わった後に思い返したら柄本佑も凄く上手かったなと思った。
実家の佇まいも然り、どこか夢のような、舞台を観ているような感じでした。
あんな暗い電球の中でご飯を食べるのは嫌(笑)
金子大地演じる新谷が妙に色っぽくて、おっさんずラブのダメ後輩の雰囲気を完全に消してきた(笑)
佐和子は真面目に愛していたのに、俊夫がほぼ遊び気分で何にも考えてなさそうなチカと遊んだ時点で、自分を裏切った時点でもう駄目だったんでしょう。
今まで気を使ってきたこともアホらしくなって、新谷を見た時点でそれこそ遊び半分で俊夫に接していたんだと思う。
風吹ジュンが出ていて男女の事に無頓着になるはずがない、と思ったらやはりならなかったですね。
でもなんだろう、俊夫はこれからもあの親子、特にお義母さんとはなんだかんだ交流があって、佐和子の近況を聞き出そうとするも失敗に終わる(お義母さんに遊ばれる)となる気がする。
