ニャキヤマ

先生、私の隣に座っていただけませんか?のニャキヤマのレビュー・感想・評価

5.0
花金(死語)に、時間が合うのがコレしかなくて、嫌々仕方なく鑑賞。
全く期待していなかったら想像より10倍面白く「うそ〜ん!」ってなりました。

内容的には「ゴーンガール」とかに近いでしょうかね?
でもそこまでシリアスに見えないのは、主要キャストの軽快な演技力だと思います(実質5人て!)

ミステリアスで本心読めないけど、「もしかしたらやっぱり純真無垢な感じなのかな?」って思わせる説得力抜群な黒木華さん、狂言回しでどうしても説名台詞が多いけど、それさえも逆手に取って笑わせてくれる柄本佑さん、最近よく見る"真面目幸薄イケメン"の金子大地さん、(本作にチラッと映った鳥飼茜さんの漫画に出てきそうな)ナチュラルボーン好奇心ガールな感じの奈緒さんたちのアンサンブルで大変楽しかったです。
その上でラストの柄本佑さんのセリフのトーン、その後のラストカットで「え!?本作のタイトルの意味って…!」、そして最後にかかる「突然のキス〜や〜」で「え、この歌ってこんな風にも聴こえるんや…」って考えさせられ、本作の価値を何段階も上げてくれました…
って今帰り道に聴いてる「アトロク」の宇多丸さんの批評で同じ様な事仰ってますね…スミマセン…。
※「プラスティックラブ」は黒木華さんはもちろんのこと、奈緒さんが演じた役の心情を描いてるって考えたら何重にも趣深いですよね。

とにかく意地の悪いお話なんですが、その上記の三連コンボのおかげか、何故か爽やかな読後感で僕はスゲー好きな作品でした。

ツタヤクリエイターズなんちゃら作品って今までの傾向から良いイメージがなかったんですが、なかなかどうして、おみそれしました。

アイムジャストプレイゲームス〜アイノウザッツプラスティックラ〜〜♪♪
やっぱすごい良い曲!!笑
ニャキヤマ

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