このレビューはネタバレを含みます
[仕立て屋]と言うサブタイトル?が気になり鑑賞。しかも“人生の”って🤔。
こちらでは久し振りのソーシャルディスタンスを取っての座席だった💦。
アテネで36年高級スーツの仕立て屋を開いている父タナシスと息子ニコス。経営は上手く行っておらず銀行からの融資のローン返済も滞ってしまい差し押さえを宣言されてしまい、父が病に倒れ店に立てなくなってしまう。父は「店は頼んだ」と店の行く末をニコスに託す。
ニコスは店舗での営業を諦め[移動式]に転換し廃材を集め屋台を作りスーツの生地や出来上がっている物を載せ露天商が集まる市場で店を開くが全く売れなかった。女性からは「女性物は無いの?」や挙句には「ウェディングドレスは作れません?」との要望が出るがそれに答えようとするニコスだが女性服の仕立てはやった事が無い。
ニコスの店兼自宅の向かい住んでいる10歳位の少女ヴィクトリアとは窓越しに張られたロープを伝って手紙のやり取りを 仲。
ヴィクトリアは何か所帯疲れ気味(個人的見解です)の母オルガとガタイは大きいが存在感が小さい(あくまでも個人的見解です)タクシー運転手の父の3人暮らし。オルガに女性服の作り方を「教えて欲しい」と頼みオルガは手伝う事にしたがこの事が3人の親子関係を巻き込む事に…。
…ってのがフィルマや映画サイトで紹介されている序盤をアレンジしてみましたw。
冒頭はセリフが無く「サイレント映画かな?」と思わせる雰囲気があった。
良い生地から作られる為、庶民では高値で手が届かないから値切られるニコス😀
。
高級スーツ屋から女性服を売るようになりそしてウェディングドレスを制作する様になった事に嘆く父に対し反論するニコスに漢気を感じた👍。
自分と話する相手の服の解れがあるとほっとけない等のクスッと笑える所もあり、終始独特な雰囲気を醸し出している様に思えた。
時折映る地中海の街並みは良いなとは思ったけどギリシャぽさは余り感じなかったな~🤔。
“人生の”と言うから結婚だけで無く人生の節目を迎える何人かと服の仕立てを通し交流して行く作品名かと思ったけど…まぁそれだと新鮮さは無いか。
移動式の屋台車がビルドアップして行く のも楽しみの1つかな。…つまりニコス自身の人生を仕立てたって事か~🤞
一度は仕立て屋さんにスーツを作って貰いたいがスーツってそんな着ないしお腹が『北斗の拳』のハート様に成りうる可能性も秘めているから今作ってもな~…と現実的に考えると躊躇してしまっています 😅。