テーラー 人生の仕立て屋のfunのネタバレレビュー・内容・結末

ギリシャのようにリゾート感あふれる地で(私の勝手な思い込みですが)スーツって日常そんなに需要がないんじゃ、、、と思っていたら不況もありやはり経営難で出だしから厳しい状況に置かれている主人公。
テーラーとしてのプライドを譲らない父、
でも現状は厳しいその中で、スーツのイメージの如くきっちりとした生真面目さを残したまま、手作りの屋台での営業、ウェディングドレス作れる？というリクエストに絞り出したように、作れます！！と声に出した時から世界がパンっと広がった感じがしてワクワクしました。
手習程度のドレスからやがてデザイン性の高いドレスまで作れていく過程やそれを試着した女性たちの笑顔、作っている主人公と手伝ってくれるマダムの笑顔ととても好感が持てたけれど、一つ残念な要素があって、その上店は差し押さえられてしまう。
ラストはウェディングドレスに振り切ってキッチンカーで旅立つ。
全体としては大きい展開はないのですが音楽もドレスも布の揺らぎさえも美しく女性監督ならではと言った感じでした。
懐いてくれてる近所の女の子がとても可愛かった。
恋愛要素なしに、あのまま、女の子とお母さんと3人でドレスを作る日々が続いてくれてたらもっと良かったのにな。