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ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールドのMALPASOのレビュー・感想・評価

3.0
映画『ショップ・リフター・オブ・ザ・ワールド』

スミスが解散した夜。
その一夜のスミス・ファンの若者たちを描く。伝説となっているスミスファンのラジオ局ジャック事件。舞台は1987年、コロラド州デンバー。スミス解散のニュースが流れた夜、レコードショップの店員ディーンは拳銃片手にヘビメタ専門をジャック。スミスを流すように要求する。彼が恋する熱狂的なスミス・ファンのクレオらそれぞれの悩みを描きながら、一夜のクレイジーな出来事を描く。
ディーン役は『6才のボクが、大人になるまで。』のあのエラー・コルトレーンだった!

ーモリッシーの歌詞
スミスってなんだってことだと思うけど、僕は割と大人になって歌詞の意味が分かってから好きになったバンド。
2004年のフジロック・ヘッドライナーをドタキャンでスミス・コピーバンドが急遽出演なんてのもあった。モリッシーはライブでスミスの曲も歌うので歌詞がわかっているとより感動できる。
映画『mid80s』でモリッシーが流れるのはなぜ?と思った人もいたかもしれない。スケート・ボーダーの間で
も歌詞がイカしていると、スミスやモリッシーはアイコン。ボードにモリッシーの絵なんてのもよく見かける。

『アメリカン・グラフティ』的な一夜の青春ドラマ。『ミート・イズ・マーダー』かけながら、菜食主義の話をするなど、スミスの解説的な要素も。この手にありがちの肝心のものがないことはなく、当時のスミスや曲がふんだんに使われている。

名台詞
「ボニーがいないことを除くと
あなたはボニー&クラウイド」

面白かった!

ちなみに『万引き家族』の英語タイトルは『Shoplifer』。
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