このレビューはネタバレを含みます
★3.4 1987年。この年、ザ・スミスは解散を迎える。
解散のその日。コロラド州デンバーの街に住む彼らのファンの若者たちを中心に描く。
ザ・スミスをまず聞いたことがなかったが、かなり責めた内容の歌詞で世の中に問題提起や不満を投げかける音楽を作っていたことを初めて知る。それが、自身たちもモヤモヤを抱えた若者たちに❝自分たちの代弁者❞として指示されていた。
音楽は恋愛ものが多くて常日頃疑問を抱えているタイプなんだけど、そういう若者たちが自分たちの境遇と重ねて崇拝する気持ちはわからなくもない。解散に至り、代弁者を失った若者たちが自分たちの足で人生を歩み始めてくれるといいなと思った。