モリッシーの伝記映画ではスミスナンバーが使われておらずガックリした人もいると思うが、本作は珠玉のスミスナンバーとスミスの映像がコレでもかと使用されスミスファン大歓喜だろう。
実際にスミスファンが起こしたラジオジャック事件の一夜の少年少女達の鬱屈した精神とその開放がスミスナンバーと共に描かれた。興味深いのがアメリカデンバーが舞台であり当時スミスはそれ程アメリカでの人気は無かった記憶があるが94年くらいかなアメリカに留学してた時にMTVとVH1でスミスが結構な頻度で流されおり認識を改めた想いがある。
この映画の興味深いさは青春の鬱屈を描く内容よりスミスナンバーが勝ると言う珍しい本来なら本末転倒であり映像より曲のインパクトが強すぎる。また役者達の青さも映像の弱さに繋がる。しかしスミス時代のマーのギターは異常な独創性を発揮素晴らしい。