原作と少し詳細を変えて、スピーディーな娯楽作品に仕上がっている感じがしました。展開が割と早くサスペンス的で、シリーズ作の『ダ・ヴィンチ・コード』とは一味違う良さがあると思います。
多く人にはあまり馴染みのないであろうバチカン市国での教皇選挙を舞台にし、芸術家や芸術品を扱っているため、ある程度の解説はあるが、予備知識があればより楽しめると思いました。
テーマには、科学と宗教という難しいものを置きつつも、そのテーマを重く感じさせない作りになっていると思います。
やはりハンス・ジマーの作る音楽は、良いですな。