ミヤザキタケル

コーダ あいのうたのミヤザキタケルのレビュー・感想・評価

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)
4.0
フランス映画『エール!』のリメイク作ということもあり、「内容分かってるしな…」と観るのを渋っていたけど、そこにちゃんとドラマがあれば、心の揺らぎを感じさせてくれたのなら、どんな作品であれ、何度観たとて、間違いなく胸打たれる。

そして、今回何より驚きだったのが、僕の人生の一本に入る『シング・ストリート 未来へのうた』でコナーを演じたフェルディア・ウォルシュ=ピーロが出演していたこと。あの一本だけで俳優業はやめてしまったのかと思っていたから、彼が俳優を続けてくれていることが嬉しくてたまらなかった。

耳が聞こえない家族を支える中、“夢”と“家族”を天秤にかけなければならない状況に陥り、苦悩していく主人公。その姿は、きっとあなたの胸を締め付けるはずだし、彼女が辿り着く結末にきっと胸があたたかくなると思います。