どらみ

コーダ あいのうたのどらみのレビュー・感想・評価

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)
4.5
地元ユナイテッドでも上映が決まって嬉しかった作品
でもユナイテッドの夫婦割が無くなってがっかりした記念の作品笑

音楽は言葉以上に想いを伝える事が出来ると感じてきたが
言葉を越えた感情を表情豊かに
時にはユーモアたっぷりに伝える
ろう役者達の手話の美しさに魅せられた

どんな家族にも問題も葛藤も依存もある
でも揺るぎない愛情と互いに想い合う心が有れば大丈夫
楽曲の素晴らしさ
両親、兄、エキセントリックで愛嬌があるが厳しいV先生
それぞれのキャラが魅力に溢れている

思ってる事そのまま伝えちゃう故に
娘を縛ってしまってることに気付かないお母さん
”愛は静けさの中で”のマーリー・マトリンいい年の取り方してる
(実は3人の手話があまりにも表情豊かで自然なので実際のろうの役者が演じているのだろうと思いつつ観ていたがマーリーだとは気付かず)

娘がちゃんと不満を言い自己主張できる関係性は素敵
(勿論家族が大好き故に彼女も悩むのだが…)

”愛は…”を映画館で観た17歳当時の父親役トロイ・コッツアーが自分も映画に出れる!と志し、今回夫婦役で共演というエピソードはとても好き!

コーダは聴こえない両親の聴こえる子供の意と
楽章の終わりの意もある

家族の新楽章がどんな音色を奏でるのか?
楽しみでならない♪
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