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コーダ あいのうたのDのレビュー・感想・評価

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)
4.4
あー、僕ってこんなに綺麗な涙がぼたぼた瞳から流れるんですね。ってびっくりしたくらい泣きました。えぇ。

マジでストーリーの意外性もへったくれもなくて観る前から全ての過程と結末が想像つくんだけど、なんでしょうか。映画ってお話が全てではないのですね。

声、歌、アイコンタクト、キス、手話、手と手の触れ合い、
コミニュケーションをテーマにした物語であって、そのすべてのタイミングが完璧。そしてストーリーにおいて大事なことは何ひとつとしてストレートにセリフ(声、手話ともに)で描かない美しさ。

それが音楽であれ、湖に飛び込むという行為であれ、何かを介してコミニュケーションを自分の考えていることを伝えていて、言葉を超越した映画だった。

軽いネタバレですがとある大切な歌唱シーンは無音です。
大事なシーンの手話は字幕がつきません。

うわぁ、映画館出た後の心地よさすごい。なんだかスッキリとしている。
家帰ってフランスのオリジナル版観ます。

追記
オリジナル観ました。
基本の大事なシーンはそちらにございました。
脚色賞のオスカー取った理由がわかりました。

ファーストカットは大海原。
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