意識的にそうした訳でもないんだけど、困難な状況の中で夢を追いかける少女の映画を続けて観ることになった。そして前のに続きこの作品も最後涙流さずにいられなかったし、前を向いて生きていこうと思える素敵な映画だった。
複雑な事情を抱えた家族の現状や、どんな人柄でどんな風に家族のこと思いあってるか、軽やかにでもしっかりと描かれているから、ルビーの困難な現状も、辛い思いも彼女の決断とその訳もしっかり伝わってくる。
っていうか最初はチャラそうと思ってたお兄ちゃん大好きだ。チャラそうなのも含め彼なりに外の世界に目を向けて色んなこと学んで自分の力で生きていこうとしてて、だからルビーをあんなに理解できたんだ、と思うと胸打たれた。自分の知らない世界に生きる娘のことを何とか理解しようとするパパの姿も素敵だった。ママのいつまでも子どもみたいに感じて娘を手元から放したくない感じは自分の母親で経験済なので、あー分かるーってすごくリアルに感じちゃった。
多分家庭環境が全然違うと思えるマイルスとの対比も良い。ルビーの姿を見て、「かっこいい」と感じる彼は彼なりに全く違う意味で問題のある家族との関係に悩んでそうだし、ルビー同様応援したくなる。
軽やかでさわやかで、でも、色んな人達の複雑な思いや置かれた現状の過酷さ、そういうものがしっかり描かれているから本当に良い作品観れた、って思える、本当良かった。
