予告を観て、暗い感じのヒューマンかと嫌煙していましたが、かなり観やすく明るく作られていてとても良きでした。
4人家族で主人公ルビー以外は皆、耳が聞こえない。家族の収入源は漁。
ルビーの唯一の趣味は歌うこと。高校の音楽の先生に見出されて歌う喜びをますます
大学?それとも家族?ってな話。
自分自身家庭環境が複雑な人間だったのもあり、途中までは娘が可哀想だろ、才能を摘もうとするなんて毒親すぎん?って娘を不憫に思っていましたが、
コンサートでの無音の演出で、自分の浅はかさを恥じました。聞こえないとはどういうことなのか、なんとなく想像出来ているつもりだったけれど、まるで理解出来ていませんでした。(今もきっと少ししか理解出来ていないでしょう。)
もちろんルビーは大変だけれど、家族もそれは同じ。色んな制限があれば視野も狭まるのは当たり前のこと。
あの数十秒の演出がこの作品にとって、そして私達にとって大事なものだと思います。
最後は皆視野を拡げて幸せにむかっていく様が素敵で、希望が見える素敵な作品でした。
若いっていいな。
ルビーのことは終始応援していましたが、最終的には登場人物みんな好きになりました。
シーンでいうと、無音のシーン、お父さんに歌うシーン、入学試験の歌唱シーンが特に大好きです!
ヒューマンって気楽に観られないから劇場に行かなかったら今作も一生観なかったかも!劇場に行く判断をした私GJ!
とりあえず今年鑑賞した中では今のところ1番良いです。
主役のルビーが愛おしすぎてインスタを覗いて見たら、現在20歳の爆イケ美女に成長していてアワアワしてしまった。今作撮影したのって17歳頃だもんな〜いまの彼女ではなくティーンネイジャーの時期だからこそ撮れたよね。若くて危うくてなんとも言えない唯一無二な時期がビシビシ描かれていて最高でした。
今後も期待するしかありません!