凪

コーダ あいのうたの凪のネタバレレビュー・内容・結末

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます


「うちの家族は最悪」

そう言いながら、自分の家族を恥じながら、それでも本当は心の中で家族を愛したくてしょうがない。泣いた。家族のことって、嫌な記憶があっても、同時に素晴らしい記憶もあることが多い。だから家族は嫌いになれない。この映画のヤングケアラーの主人公の心情を想像する。家族の世話か、自分の夢かで迷う。鬱陶しいけど誇りに思うからこそ、主人公は家族と自分の将来とで板挟みになる。そんな一筋縄ではいかない家族の関係性が伝わってきた。
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