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コーダ あいのうたのmichiのネタバレレビュー・内容・結末

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

耳が聞こえないってどんな感じなんだろう。音楽が分からないってどういう状態か想像がつかない。心で寄り添おうとしても、聴者として生まれて音を知った者には絶対分かり得ない感覚。
お母さんは、聴者の娘を産んで、本当にその隔たりが怖かったんだろうな。「あなたがろう者であることを願った」という素直な言葉が刺さった。

ルビーを応援してくれる家族はあの素晴らしい歌が聴けない。
手話で伝わる、振動で理解するとか、音楽を楽しむ術はあるんだろうけれど、でも歌声は聴くことができない。娘の素晴らしい歌声が聴けないなんて…。周りの反応から状況を理解する発表会のシーンがすごく辛かった。
ドレスを用意してくれたお母さんの気持ちたるや。




映画好きの人がみんな大絶賛だったのですが、正直言って個人的には微妙な印象です。
とにかく、前半の両親のデリカシーのなさに引いた。ボーイフレンドを前にあんなこと言われたらルビーはどれだけ傷ついたことか。家族の間には深い愛があるのはよく伝わってきたけれど、だったら何を言ってもいいわけじゃないと思うのよ。

V先生最高。
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