観た時はそんな泣いてなかったけど、今思い出して泣きながらレビュー書いてます笑。
ヒロインが皆に歌を披露するシーンで急に無音になり、聾唖の家族3人にはこんな素晴らしい娘の(妹の)声が聴こえないんだ。と思うと、聴きたかっただろうな、そもそも娘の声さえ知らないんだ、とたまらなくなった。
言葉そのものの繋がりよりも、もっと深い何かを教えてくれる映画。
声が出ない、言葉で伝えられないって、聾唖者にとってはすごくもどかしいだろうとけど、
手話って、手つきやその人の表情に愛情を感じられ、すごく素敵だと思う。
最初の方のシーンでヒロインが、歌う時の気分を音楽教師に聞かれた時に手話で答えるシーンがまさにそれで、言葉では表しきれない歌への情熱が込められていた。