『キャラ萌えとバトルの二刀流』
公開直後は忙しく1月になってから鑑賞。大ヒットしてるだけあってめちゃくちゃ面白かった。テレビシリーズは1クール分くらいしか観てなかったけど前日譚だけあって予習の必要はほぼ無し。
あくまでこの劇場版単体での評価になるけれどとにかくこの作品は登場人物のキャラがしっかり立っていて、その関係性が面白い。特に主人公乙骨と真希のちょっとニヤニヤしちゃうような関係性が最高だった。
バトルシーンも最高で線の強い絵が滑らかに動いていてとても見応えがあった。この手のジャンプのバトルアニメでは五条先生とかNARUTOで言えばカカシ先生みたいな主人公よりもずっと強いキャラ達のバトルはいつも観ていてワクワクする。後は映画本編の評価とは関係ないかもしれないけどKing Gnuの主題歌も最高だった。
ただストーリーの深みはそこまでは無いかな？原作が呪術廻戦の前日譚にしてプロトタイプ的な作品だからかもしれない。よくよく考えると夏油と闘うこととリカの呪いを解く事ってイマイチ繋がっていなくて、最後はご都合的に解けてしまっていたのが若干気になった。前述のキャラクターの良さも考えれば無理に映画にせずにテレビシリーズ半クールくらいの尺でじっくり映像化した方が良かった気がしないでもない。
でも個人的に笑っちゃったのが数々のエヴァオマージュ。絶対この原作者エヴァ好きだろと思うくらいのオマージュがホント面白かった。冒頭、教室に乙骨が体育座りで蹲ってる床に血がしたたるシーンはエヴァ破のオマージュでしょ？
