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密航者のgockのレビュー・感想・評価

密航者(2021年製作の映画)
2.0
火星を目指す三人の宇宙飛行士が乗ってる宇宙船に、整備してる時に意識を失ってしまったメカニックの男が乗っていた事がわかる。
やがて酸素を作り出す藻がダメになり、四人乗っていては空気が足りないという事になり、どうするか?という話。
こういう話だと大抵、ろくでもないメンバーが居てろくでもない事してドラマが進んだりするが、四人とも聡明な人格者、というところが良かった(しいて言うなら何もできないし劇中に出てこない”本部”がろくでもないポジションと言えなくもない)
近年の宇宙ものは大抵、孤独さを打ち出してるが本作もそんな感じ、極限の選択肢が少ない状態でどうするか?というのを誠実に突き詰めてて、これと言った文句はないのだが、かなりこじんまりした印象の映画だった。
それは本作に限らずNetflixのSFの殆どがそうなのだがクライマックスで、わざと劇映画みたいな山場を作らずフワッと終わるものがやたら多いのは何故なんだろう。そういうポリシーなんかな
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