犯人です

隔たる世界の2人の犯人ですのレビュー・感想・評価

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)
4.0
【概要】
白人警官に殺され続けるタイムループにはまった黒人男性の戦いを通して人種差別問題を真正面から描き、2021年・第93回アカデミー賞で短編実写映画賞を受賞したSFドラマ。(映画.com参照)

【あらすじ】
一夜をともにした女性の部屋で目覚めたグラフィックデザイナーのカーターは、愛犬の世話をするため自宅へ帰ろうとする。しかし路上で遭遇した警官メルクに所持品検査を強要され、抵抗すると地面に押さえつけられ窒息死に追いやられてしまう。意識を失った瞬間、カーターは再び女性の部屋で目を覚ますが、帰ろうとするとやはりメルクに遭遇し、今度は射殺されてしまう。自分がタイムループにはまり込んだことに気づいたカーターは、メルクに殺される運命からどうにか抜け出そうとするが……。(映画.com参照)

『良い点』
・30分でインパクトのあるメッセージ
・とても見やすくて面白い

『悪い点』
・後味が悪い

《感想》
Netflixで話題になっていた今作品
30分と短く空いた時間に見ようと思い視聴しました🎬

——— 🔹黒人差別🔹 ———
罪のない黒人がとある白人警官に殺されるループから抜け出すさっていの映画。
正直、タイムループ物の中ではありがちな設定。
ですが、作中に散りばめられた黒人差別に対するメッセージ性が良かった👍👍
何気ない会話や音楽など随所に見られる‼︎
そして物語の展開も短編なのでコンパクトにまとまっており先が気になる映画でした‼️
ラストは少し後味の悪い展開…
個人的にハッピーエンドを見たかった😭😭
警官が主人公をパトカーで送り届けるシーンの会話で少し引っ掛かるなと感じていたんです(笑)
ラストは賛否が分かれる部分でしょう。

——— 🔸最後に🔸 ———
今までの歴史の中で差別は解決することができなかった問題でしょう。
100年前であろうが1000年前であろうが世界的にどこの国でも差別は形を変えて残り続けています…
それは日本国内も一緒で様々な差別が存在し残っている。
今作品はNetflixという映像作品配信サービスを通して世界中の人々に上記で述べた差別問題に関心を持たせてくれる良い作品でした👍👍