りおまい

タイムトラベルZのりおまいのレビュー・感想・評価

タイムトラベルZ(2016年製作の映画)
3.9
🎥2020年121本作品の映画鑑賞

【タイムトラベルZ】(2016)

原題/ALTERED HOURS

☆ALTERED HOURS=変更された時間

--impressions of the movie--

フラッシュバック(過去の出来事を挿入)とフラッシュフォワード(未来への不安現象)を多用した描写で、(過去)・(現在)・(未来)が激しく交差する。

劇中の9月1日~5日の短い期間の中
あまりにも多用されるタイムリープは
注意して見ていないと混乱し置いていかれるだろう。

まだ起こっていない犯罪を防止するために主人公が奮闘するという『マイノリティ・リポート』系の作品で、ストーリーの大どんでん返しの最後に全ての伏線が回収されるが、ストーリーが複雑なため見逃している点が必ず出てくる。

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【修正される時間枠】と
【タイムワープジャンキー】

低予算で作られた作品で(派手な演出)が無く、とにかくストーリーが複雑ので
「始めの時間枠」がわからなくなる。

「修正される時間枠」という(観る側への)トリックがあるので要注意だ。

それと同時に「Z薬」を摂取する事によって意識が過去や未来に飛んでいく(タイムトラベル)(ある意味「ぶっ飛ぶ」)という設定になっていて「ジャンキー」=「薬物中毒者」=『理解不能』という(観る側)への(イメージの植えこみ)をしてくるので余計にストーリーの筋(謎の肝)が見えにくくさせられる。

(主人公はマリファナからコカイン、MDMA、そしてヘロインまでやる筋金入りのジャンキーだから(観る側)が主人公を信用できない)という(イメージの植え込み)があるから(ジャンキー)という(観念)を外すとストーリーの(見かた)が変わるはず。。

問題は(Z薬)だから。。

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事件が解決したかのようなエンディングにも、【もう一発ストーリーの(大どんでん返し)】が、あるので(観る側にかけられる)トリックに気づいておく必要がある。


🎥🎥🎥🎥memo🎥🎥🎥🎥

本作品のブルース・ウェンプル監督の新作で、2022年に公開予定の『ザ・トゥモロー・ジョブ』にて、泥棒がクスリを飲んで未来の自分自身と意識を交換し、未来の秘密を盗むというストーリーで
本作「タイムトラベルZ」でZ薬の開発者・ジェイを演じたリック・モンゴメリー・ジュニアが同じ役名で出演するので
『ザ・トゥモロー・ジョブ』は「タイムトラベルZ」の続編ということになるだろう。

そちらもチェックしてみたい◎

🎥🎥🎥🎥story memo🎥🎥🎥🎥

あるトラウマから不眠症となった薬物依存の男が、謎の薬物“Z”で眠りに落ちると、リアルすぎる不思議な夢を見る。 その薬物“Z”には、実はタイムトラベルを引き起こす作用があるらしく、男は自らが逮捕される未来をも見ることに…。
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