たかちゃん

2ペンスの希望のたかちゃんのレビュー・感想・評価

2ペンスの希望(1951年製作の映画)
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ナポリ近郊の村。復員したアントニオは、貧しい家庭の長男。しかし定職は見つからない、日当は母に搾取される。花火屋の娘カルメラが「持参金がある。結婚しよう」と誘惑。今は仕事が欲しいと、断る。どこまでもついてくるカルメラ。彼女の父親も、貧しいことを理由に反対。だが、アントニオもカルメラが好きになる、「持参金が欲しいのではない。愛がほしいんだ」。村中が祝福する。
デ・シーカの貧しさの描き方と違うのは、「自転車泥棒」のような深刻さが、カステラーニにはなく、どこか楽天的なのだ。
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