くう

シン・仮面ライダーのくうのレビュー・感想・評価

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)
3.2
どこまで書いたらネタバレにならずに済むのかよく分からないけれど、ライダー1号と2号を知っている世代には懐かしい部分も多い。主題歌にはむせび泣く。

PG12なので子供向けではないと察するだろうけれど、小さいお子さんに見せてはいけない。寝れなくなるから!

キャストのことは書いてもネタバレにならないのかな。私の好きな大森南朋も桃李も奏多くんもEDクレジットを見るまで出ていることも知らなかった!


ストーリーは一話一怪人みたいな作りが週連ドラの本編っぽい演出。

そして、うん、これも本質はエヴァだなって…結局は庵野さんの思考はエヴァ以来全部エヴァだなって……


賛否はいろいろ出て来るだろうけれど、これだけは断言できる。浜辺美波が美しすぎ!

他のユーザーの感想・評価

舞台挨拶付き最速上映にて観賞。
いやーーーー大興奮でした。
シンゴジラ、シンウルトラマンと実写シンシリーズの最新作にして最終作?の今作。前2作も嫌いでは無いけど、私の場合は仮面ライダーっ子だったのでその分感動もひとしお。
とはいえ演出とかで人によっては好みがめちゃ分かれるだろうなとも…。

原作オマージュもふんだんに詰め込まれていたし、サプライズキャストも楽しめた。MVPは柄本佑の一文字‼️

東映特撮シリーズは今現在も基本的に欠かさず見ているけど、正直この頃は仮面ライダー離れしていたので(戦隊が面白すぎるのもあるが)、原点的な「仮面ライダー」のかっこよさに完全にやられちゃいましたね…

初回は画で興奮という感じで所々内容理解してないところもあったので、また見に行きたい。
みなみ

みなみの感想・評価

3.4
本当に、ロマン!
っていう感じ。
何より、変身というシーンは、きっと誰でも感動する。


森山さんが変身!って言った所は、仮面ライダー???って何となく嬉しかった。

昭和っぽくしているのか、それともオーブが多すぎて軽い展開にしているのかわからないが、突っ込み要素はかなり多い。もっと戦えよ!みたいな。殺されるわ!みたいな。
カメラワークも古い。手持ちで手ブレなんて当たり前にさせて、固定の定点でライダーがバイクで突っ切る。みたいな。個人的にはサソリ、カマキリのオーブを出すならもっと他の人の細かい部分を見たかった。

この監督らしい作品だったかもなぁ。
きちんと、昔に繋げている。けれども、しつこくてもっと見せる所あるはず。仮面ライダーを尊敬するから、まだ。っていう。
本郷と一文字にしているし要所要所に魅力的な部分が映るなぁと感じた。

興奮した。
ほとんどの俳優が上手であることがわかっているからリアリティがあった。
無駄遣いすぎる。もっと何か使えていると思う。
アクションやる俳優って決まってきているから本郷くん出てきた時は、だよねぇってなる。
KyoSuke

KyoSukeの感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

YouTubeにアップされてる初代再現の
プロモーションAをオープニングにするべきだった。
リスペクトは感じられたが…
オープニングが無かったのが残念…
せっかく、初代再現を作ったのであれば
絶対にオープニングに使うべきだった。
血肉を匂わせるゴアなアクションで人ならざる者の力と悲哀を表現するのかと思ったら、途中からハニメーションになってしまった。
そして改造人間としての主人公の苦悩も、ショッカーに苦しめられる人々の姿も、つまり共感し得る人間ドラマは何もなかった。
国産特撮の着ぐるみが、今一つ海外ヒーローと比べて
どうしても見劣りしてたので不安でしたが、全く杞憂でした。
シン・ウルトラマンで実証してたのに自分バカです。

跳び足刀蹴りのライダーキックはサイコーにカッコイイです。

…サプライズキャストオオスギ❤💦
moviefon

moviefonの感想・評価

2.3

このレビューはネタバレを含みます

シン・シリーズはやっぱり『シン・ゴジラ』が最高だった。特に原作について詳しくはなく、初めてシリーズ原作を見に行く気持ちで鑑賞した。

『シン・ウルトラマン』と同様、映像の細かい部分でチープさが気になってしまいなかなか集中出来ない。

アクションシーンはドアップバンバンで何が起こってるかわからない。CGもチープ。画質も悪い。
ストーリーも誰の何の話なのか分からない。誰に感情移入すれば良いのか。泣くシーンもない、笑うシーンもない。

シン・シリーズで繋がりがあるんだろうか。ちょっとこのレベルなのであれば見に行かないかも。
TID

TIDの感想・評価

3.8
全体的には楽しめたが、用語や設定の部分でついていけないところもあった。
仮面ライダーの怪物的な力を丁寧に表現したり、殺傷する事への葛藤を物語にしたのは庵野さんらしさを感じた。
つまらない

『シン・ウルトラマン』公開時、自分はウルトラマンに思い入れがあり、だからこそ作品自体は楽しめたが、思い入れの無い新規客は楽しめるのか?みたいなレビューをした覚えがある。
『シン・ウルトラマン』同様、ファンにターゲットを絞りまくった本作を、仮面ライダーに全く思い入れが無い自分が観た結果、見事にさっぱり楽しめなかった

そもそもタイトルについて、
エヴァンゲリオンだけ未見だが、これまでのシン・ゴジラとシン・ウルトラマンには、タイトルの「シン」に、単に「新」だけでなく、「神」や「信」などの意味がしっかり込められていた。ゴジラやウルトラマンの佇むショットは、まさに神々しさがあり、その中で人々の信頼、ウルトラマンを信じる気持ち、等が描かれていた
だが、本作に関しては、「新解釈」以外に、特に意味が無かったように感じた

内容に関しても、まず本郷猛自身に魅力が全く無い。最初は、不本意に改造された人間としての苦悩や、クローネンバーグ感あるボディホラー描写に少しピンと来たが、異形の顔はマスクで隠れるので、あまり深掘りされないまま終わってしまった。終始抑うつ気味な主人公に対して、途中参戦する柄本佑の仮面ライダー2号はキャラが立っていて非常に良かった
緑川ルリ子も、現実から浮いた話し方にも関わらず、浜辺美波の圧倒的ヒロイン性のお陰でかなり魅力的なキャラクターだった。しかし、終盤では、制作陣の「ヒロインにはこういう女性であって欲しい」という願望をヒシヒシと感じてしまい、非常に嘘臭かった

そして何より、アクションが唖然とする酷さ
自分はそもそも、超人同士が普通の人間の大きさで殴り合いをする仮面ライダーシリーズに、世界の命運が掛かっているという説得力の無さを感じていてあまり観てこなかった。(だから、でっかいウルトラマンと怪獣が大好き)
『シン・ウルトラマン』では、そもそも動くのが40メートルの巨人なので、「ダサい」演出や荒唐無稽な動きとの親和性が高かったが、本作では唐突なCGシーンが全て浮いていた
また、アクションシーンは基本接写で見づらく、さらにクライマックスはトンネルの中で暗すぎて何が起きているのかさっぱりだった
バイクチェイスに関してもほんとに酷かった。オリジナルTV版を意識したちゃっちい演出、という言い訳で済む問題では無いような気がする
ライダーキックだけは、かなりキマッていて割と好きだった
各ガジェット描写に関しては子供心をくすぐられてかなり好きだった


総じて、浜辺美波、柄本佑、西野七瀬になんとか救われた本作。これから仮面ライダーシリーズ観ようとは全くならなかったです…
仮面ライダーとはなにか?という考えは昭和、平成、令和どの世代でも仮面ライダーが好きになった者なら一度は考える問答だろう。
この映画はその問答に対しての答えではあるが、正解でもないし不正解でもない。
幸と辛、人ならざる物が人を壊しあるいは守る表裏一体を描いたこの物語こそが、その問答への葛藤あるいは問いかけの果てに行き着いたものなのだろう。
俺は面白いし好きだ、ありがとう庵野秀明。
ほ

ほの感想・評価

3.4
シンウルトラマンの時もそうだけど、やっぱり分からない事が多い。

感じる人にとっては激アツなんだろうけど、仮面ライダーに対する情熱がない自分にとっては乗れなかったなあ。

悔しい。
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4.6

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