ピートロ

シン・仮面ライダーのピートロのレビュー・感想・評価

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)
3.7
期待していた「シン」ならではの真新しさもなく、鳥目には厳しい画面の暗さと陰鬱なムード、どこまでが意図したものかわかりかねるチープさなど、 庵野監督や仮面ライダーの熱烈なファンでないとちょっと厳しいかも。

他のユーザーの感想・評価

ま

まの感想・評価

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私は用意周到"ではなかったので"原作等なにも未見のまま鑑賞。
庵野作品における寄りが多いカメラワーク、台詞回しは毎回ワクワクする。

派手な演出は無くともどこか懐かしさを感じる特撮独特の雰囲気があれば見応えのある作品になるのだなと思った。
なので個人的にはウルトラマンよりも断然こちらの方が好み。

キャスト公開時、"なんで池松壮亮、、?"と思ったが
鑑賞すると池松壮亮であることに納得がいく。
まだ公開されていないキャスト陣3名ほどは声で分かったが、1名さっぱりわからない、、。
柚井悠

柚井悠の感想・評価

3.2
西野七瀬ゲスト登壇で鑑賞!

作品自体は仮面ライダーの過去作の独特な編集技法や表現を引き継いでいてまさに「シン・仮面ライダー」という感じがした。
ストーリーとしては長期的な期待が少ないため(シンシリーズあるある)ところどころ気が散ってしまうことがあった。
庵野印仮面ライダーという雰囲気あり、自主制作仮面ライダーをめちゃくちゃお金掛けて作ったと言った印象を受けました。
原作漫画、実写版、藤村版漫画へのオマージュが沢山あるらしいのですが、仮面ライダーのリテラシーが低い私にはよく分からない所も多かったです。
若干キャラクターの心情変化のスピード感に追いつけないところありましたが、伝えたい意図は分かって面白かったです。
Toru

Toruの感想・評価

2.0
今のところ今年ワースト
仮面ライダーについて何も知らない状態で見に行ったが思ったより理解はできた。
個人的に開始3分以降テンション下り坂だった。
まず、アクションがひどすぎる。カメラの切り替わりが多いため全然アクションを見えず、もう少し引いて撮ったほうがいい。アクションしながらセリフを喋らすのはやめた方がいい。そんな暇はない。
過去のオマージュとか言っているがらそれに甘えすぎてる。そこまで掴みどころのないストーリーのせいでどこが盛り上がるポイントか分からない。
台詞回しも演出も、すごい古臭い
CGも安っぽい
Kのシーンや長澤まさみのシーンもそこまでいらないと感じた。
また、急な恋愛的なものはいらない。本人たちはそのつもりだったのかもしれないが、見てる側からしてみればすごい置いてかれた。
松坂桃李はどこにいた、、
血が思ったより出るのはよかった。

ゴジラのような映画一作のものだったら簡単だが、ウルトラマンや仮面ライダーのような何百話もあるようなものはこういう映画化には向いてないと思った。
yasu

yasuの感想・評価

3.9
13:40の回、1番スクリーン、お客は土曜なのに、少なめ。最初の血飛沫にはビックリしたが、後は平板で書き割りのような芝居が続く。庵野監督にドラマを期待するのは見当違いか。
けちゃ

けちゃの感想・評価

3.8
リブート作品の難しさ。原作から離れすぎず、過去のファンを喜ばせつつ、現代の子、ひいては初見の人もカバーして新しいものを作らなければならないとなると、2時間の映画では無理がでてくるのは仕方がないことでしょう。

命とは、正義とは、強さとは、というような真面目なテーマも扱っているはずなのですが、その部分において心にぐっとくる感動はありませんでした。ここで泣かせたいんだろうなというシーンはいくつかありましたが、ちょっとムリムリという感じです(笑)

ですが、その点を無視してエンタメ方向に脳を切り替えれば、バカバカしいところも含めて楽しめる映画です。

男の子が子供の頃に想像していたようなシーンが、そのままスクリーンで展開されます。こんな怪人いるかもね、バイクこんな感じで飛んだら面白いよね、女の子はこういうキャラがいいよね。大人の監督が馬鹿馬鹿しくて手を付けないような発想を実現するために、真面目に作り込んでいる数々のシーンは評価できます。

もちろん、庵野さんファンの方は見て損はないでしょうし、キャストも豪華なので楽しいです。

戦闘シーンについて、ゴジラやウルトラマンのように巨大化したものが対象ではないので、多少迫力に欠けてもしょうがないかなとも思ったのですが…

私は昨年「RRR」という傑作を見てしまったのです(笑)あれも等身大のヒーローですよね。庵野さんの脚本で、戦闘シーンだけでも「RRR」の監督にやってもらったら面白いのかな、なんて思いつつ。

ヒーローの葛藤を描く映画はたくさんあるのですが、けっきょく最後はヒーローがんばれ!と、なるか、悪役の方に強く共感するかにかかってくるのかなと思います。

そういう意味では仮面ライダーがんばれ!とも、ショッカーがんばれ!とも、あまりならなかったところが点数の伸びなかった原因かもしれません。

終始、次はどんなんが出てくるんやろ? というワクワクだけが評価点数のほぼ8割をしめています。

でもまぁ、庵野さんじゃなきゃ作れないものを見れたなぁという意味では満足です。
【2023年-34本目】
 ライダー1号はシンジ
 ライダー2号はアスカ
 思ったより良かったです。戦闘シーンは楽しく観られました。
 ただ、中盤からよくわからなくなりました。浜辺美波が心を開いていく流れが掴みきれませんでした。
 やはり、テーマ曲が流れると上がります。
庵野ワールド炸裂!っていう印象です。
シン・ゴジラ、シン・ウルトラマンと見てきましたが、1番癖が強い印象。
個人的には、この癖が結構好きなこと、ちょくちょく挟まれるシュールな演出は良かったです。あとは、数分だけ現れる某女優さんのぶっ飛んだ演技も笑いを堪えるのが大変でした。
確実に賛否が分かれる作品なので、興味がある人は過去の作品を見て、自分に合うか確認してから、ご覧になられるのをオススメします。
浜辺美波史上1番好き
良かった!って思ったけど、映画評論家が良くない!って言ったら良くないって思うかもʕ⁎̯͡⁎ʔ༄
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