庵野秀明監督作てことで鑑賞。仮面ライダーをよく見てた訳ではないので、本来の仮面ライダーのテイストがどこまで残されているのか、どの程度「シン」なのかは分からない。一方で庵野さんらしさは随所に感じられた。つまりそれはエヴァの世界観とのシンクロを意味する。政府組織の関与、人類の欲望の実現と失敗、コミュ障の暴走。なにより浜辺美波は綾波レイやし。好みの分かれる作品だろうけど、エヴァファンである自分としては面白かった。苦悩するヒーロー像の描写も良かったし、それを演じた池松壮亮も良かった。あと柄本佑はいい意味で柄本佑らしさ満開で良かった。西野七瀬、長澤まさみといった俳優陣のオーグっぷりも楽しめたし。あと、おまけとしてもらえたカードも、仮面ライダー１号と緑川ルリ子の役名サイン入りホログラムカードというレアカード（？）が封入されていて、いい年したおっさんでも何気に嬉しかった。娯楽ものとして楽しみどころの多い作品かと。是非。
