マチャアキ

シン・仮面ライダーのマチャアキのレビュー・感想・評価

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)
3.2
シンゴジから楽しみにしていたのですが、シンシリーズでは一番残念だった気がしました。
🏍🏍🏍🏍🏍🏍🏍🏍🏍🏍🏍🏍
 変わるモノ。
 変わらないモノ。
 そして、変えたくないモノ。

まさにその言葉が混在した奇妙な世界。

PG12に指定されていることも気になったが、まあ、ちょっぴりグロい演出もあったりするからそんなもんかと。ということで、ある程度大人な人たちがターゲット。1971年初代ライダーの頃から実に半世紀以上、ノスタルジーに浸るには十分過ぎる時間が経った。必殺技を除けば戦隊モノとほぼ同じ感覚の仮面ライダーギーツまでシリーズ30以上。切り取られるのはどの辺りなのだろう、温故知新。冒頭の奇妙な世界と繋がる。

コロナ禍での撮影は大変だったかも。でも仮面ですから、それも機密性のうーんと高い(^◇^)なので密でも大丈夫だったに違いない。










この先↓ネタバレ









ちょいバレ

【サイクロン号】
オープニングから登場するマシンに注視。サイクロン号の元々がCBベースなんで、まんまでも十分カッコイイ。水平に伸びた6本のジェットノズルも進化して重力無視の放射角度。何だかよく分からないが当時最高時速400kmがマッハの勢いのデザインに。フルカウルの変形シーンもクローズアップされていて、そのこだわりが窺える。ライダーとルリ子の後ろを自動追尾で着いてくるサイクロン号は可愛い☺︎

【仮面ライダー1号】
ライダー1号の池松壮亮氏が熱き思いをグッと内に秘めて佇む姿は、このシン・仮面ライダーという作品を言葉ではなく存在感で知らしめた貴重なカットではないか。立ち姿だけで震えが出る力量は凄い。想像だが、監督はこのシーンを確認後、以降の製作に絶対の自信と全うしなければならない責任感が湧き上がったのではー。

【ブラック将軍】出演なし
ラストのラストで出てくると思ってたが、全然全く全くこれっぽっちも出てこなかった(ToT)

【死神博士】出演なし
仮面ライダーと言えば、死神博士でしょう!居ないのは潜りでしょう?????探したが出てこなかった(T ^ T)

【地獄大使】出演なし
後半に期待したが出てこなかった( ; ; )

【スナックAmigo】確認出来ず
何かしらで再現して欲しかったアイテム。ヘルメットの後ろにもロゴとかないなぁ。


ネタバレ

【緑川博士&ショッカー創設者】
緑川博士は個人的に松尾監督に、ショッカー創設者に塚本氏でテレコにしてほしかった。

【緑川ルリ子】
博士の娘ルリ子役には渡辺美波氏が、人の弱さを表に出す1号とは反対の冷血鉄仮面女を演じ、後半、彼女の和らいだ一面を態度やメッセージビデオで感じ取ることができる。始終カッコよすぎの渡辺さんでしたが、コート姿も素敵でした。最初は赤だったらしいです。でも茶色で正解。ただ、コートのポケットに手を入れるシーンは格好がつかない。既製品だったか、ポケットの位置が単に悪いのかー。せめて片手、もう片方は髪でよかったんぢゃ。。

【サソリオーグ】
なんとぉーシン・ウルトラマンに続いて長澤まさみ氏。良かったです。良かったんだけどもっと観たかった。この作品では時系列的にも突飛すぎておかしくなるんですが、本当は電波人間タックル役で出てほしかったです。シン・電波人間タックル作って〜(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
クモオーグに大森南朋氏、コウモリオーグに手塚とおる氏、ハチオーグに西野七瀬氏、カメレオンオーグに本郷奏多氏と、他のと括るにはあまりにも有名過ぎる方々がこれまたイイ味出して順に登場、好演します。


シカン

【仮面ライダー2号】
ライダー1号とは真反対の雰囲気を醸したライダー2号には柄本佑氏。めっちゃいい(゚∀゚)。合ってる、持ってる。
当然ではあるが仮面ライダーは1号も2号もショッカー出身で、改造直後に自我に目覚めた1号とは違い2号はショッカーとしての任務に就いていました。従って1号よりも2号はショッカー歴が長く、その残虐さも知っているということを前提とします。何処にも何も記載されていないし、触れられてもないのだけれど、前職ショッカーの2号が戦闘でイイィー!キキィー!とサラッと叫んでいた。思わず前職の癖で出てしまった感を演出したのだとすると、柄本氏なのか他の演出さんなのかは分からないが恐ろしさを感じる。演出云々は置いておいてこの作品で一番ウケたシーンでした。

【政府の男】
出演は、シン・ウルトラマンに次いで二度目。シン・ゴジラでは内閣総理大臣補佐官だった。この赤坂役だった彼がシン・ウルトラマンでは政府の男。この時は確か名前はなかったが、本作ではオリジナルをリスペクトしてなのか立花と呼ばれる。名前は変わるが政府の男には違いない。

【情報機関の男】
政府の男竹野内豊氏と同じく三作出演している斎藤工氏演ず情報機関機関の男。前職?はウルトラマン。勝手に思っているのが、シンゴジで中隊長として死んだはず。。が、ウルトラマンとして蘇った。。人の姿をしながら今作のような仕事もしてるみたいな。滝という名前もオリジナルから。そう言えば滝はFBI捜査官だったが、今回がそうかはわからない。

【政府の男&情報機関の男】
二人のことをそれぞれ考えると!シンシリーズすべてに関わっていて横繋がり。この先、シンシリーズに何かしらで関わってくるに違いないと思わざるを得ない。いつの日か、この二人がメインのスピンオフではない作品が出来るのではと楽しみにしている。
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