なくいら

ファイター、北からの挑戦者のなくいらのレビュー・感想・評価

3.2
"私の闘いは、まだ終わらない"
この作品は、この台詞に集約されている気がする。

単身韓国に渡り、孤独と戦い、心を閉ざし、笑顔も忘れたようなジナが、生きる目的を見つけ、心を許せる人と出会う。
それは、彼女の第二の人生の始まりであり、偏見と戦う多くの人へのエールでもある。


過剰な脚色をせず、真実を撮りたいという監督の意思が表れているようで、私には感情とか状況が分かりづらくて、あまり物語に入りきれなかった。
観る前の勝手な印象では、脱北者の苦悩が痛々しく描かれたり、感動的なボクシングの試合が行われたりと、典型的な『ハンデ付きスポ根映画』を想像していたので、拍子抜けというか…勝手に期待を下回ってしまったのが申し訳ない…。
なくいら

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