たき

そして、バトンは渡されたのたきのレビュー・感想・評価

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)
2.5
いつのまにかネトフリにきてた。待ってました。

前半は正直梨花のハチャメチャっぷりと周りがやさしすぎるとこに違和感しか感じなかったんですが、物語中盤、そっか、そうつながるのか、のネタバレのあたりから怒涛のような追い込みがあって最後にはとうとう泣かされてしまってました。

無論、違和感は拭えないのですよね。違和感というか、なんだろう。
本来は、親だから愛情を注がないといけない、じゃなくて、愛しているから、結果として親になるんですよね。
どうにも前者を主張しているような印象があるのですよね、特に梨花。
愛しているからより以前に、親になりたかっただけなんじゃないかと思わせる。子供産めない設定はいらなかったんじゃないかなあ、と思いました。

そんなこんなはともかく、とにかく主要キャスト陣の演技力に予想外に圧倒された気がいたします。
永野芽郁は言うに及ばず、とにかく石原さとみですね。してやられました。
あんな表情できるのですね。
死なないで、と言われたときはなんでそこまで溜めるんだろう、と思わないでもなかったのですが、後半のネタバラシでこれが絶妙なんだと気づいて涙腺崩壊しました。
みぃたんが自分についてくると報告したときのやさぐれ演技も最高でした。もっとやれ。
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