肉鹿

そして、バトンは渡されたの肉鹿のレビュー・感想・評価

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)
2.7
血の繋がらない父と娘と血の繋がらない母と娘。ふたつの物語が交差するとき、隠されていた秘密を溶かしたのはあまりにも切なく愛おしい嘘でした———原作が2019年本屋大賞受賞作。

編集と感動搾取の映画。

正直ふたつの物語が交差する瞬間までが長すぎて飽きてた。それに盛り上がりそうな部分だけを切り取ってるのもあまり好きになれない編集。まるで何十本ものCMを見せられた気分。広告大賞の審査員になりたい気分の人におすすめ。

卒業式と結婚式という人生の二大〇〇式イベントを扱ってるのも感動させたい意図が丸わかりであまり好きになれない。ある意味お葬式の意味合いも含まれてたから三大〇〇式コンプリート。式映画ですねえ🤤
式映画だからってなんでも形式ぶって言葉でくどくど語ろうとしてたのがうるさくて嫌い。語るな語るな、態度で示して。映画にする意味ないや🥺

全部わかったうえでもう一度見たほうが確かに感動しそうだから、本気で泣きたいなら時間を置かずに2回見るのがベストなんでしょう。時間に余裕がある人におすすめ。
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