KnightsofOdessa

1945(原題)のKnightsofOdessaのレビュー・感想・評価

1945(原題)(2017年製作の映画)
4.0
2年前に書いたので幾分青臭いですがお許しください

[終戦のハムレット、或いはユダヤ人の帰還] 80点

2017年のハンガリー映画はカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品されたムンドルッツォ・コーネルの『ジュピターズ・ムーン』とベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞したエニェディ・イルディコーの『心と体と』が日本公開されているが、そんな影に隠れてゼロ年代の作家テレク・フェレンツ(Török Ferenc)の監督最新作である本作品も公開され、陰ながら激賞されていたのだ。

1945年8月12日午前11時。ハンガリーの寒村の駅に列車が到着し、黒ずくめの男が二人(老人と若者)が降り立つ。村では村役場書記のイシュトヴァンの息子アールパードが結婚式の準備を進めており、駅長は仕事をほっぽりだしてイシュトヴァンにこの親子の到着を伝えに走る。なぜなら、彼らがユダヤ人だったから。

以降はネタバレになるのでコチラから。
https://note.com/knightofodessa/n/n89ecb2dbc52f?magazine_key=mcc3a0ebea213
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