LEONkei

三人の女のLEONkeiのレビュー・感想・評価

三人の女(1977年製作の映画)
3.5
一見少女のような純心な〝シシー・スペイセク〟が少しずつ悪女の本性を現し出すと同時に、男たちに媚を売り続ける勘違い女〝シェリー・デュヴァル〟との関係性が歪み出す様が面白い。

そして第三の女〝ジャニス・ルール〟の無言の圧力は存在感が半端ない。

共感も得られず救い難い女達の姿は、何か有りそうで何も無く、無さそうで何か有る気持ちの良くない緊張感が漂う。

カラカラに渇いたひび割れた大地に、水を与える者はいないのか…。

なんと不毛な女たちよ。

そう思わせる彼女らの演技力と個性が際立ち、魅力的な女優だと言う事が再認識された。

車に乗る時はドアにワンピースの裾を挟まないようお気をつけて..★,
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