一見少女のような純心な〝シシー・スペイセク〟が少しずつ悪女の本性を現し出すと同時に、男たちに媚を売り続ける勘違い女〝シェリー・デュヴァル〟との関係性が歪み出す様が面白い。
そして第三の女〝ジャニス・ルール〟の無言の圧力は存在感が半端ない。
共感も得られず救い難い女達の姿は、何か有りそうで何も無く、無さそうで何か有る気持ちの良くない緊張感が漂う。
カラカラに渇いたひび割れた大地に、水を与える者はいないのか…。
なんと不毛な女たちよ。
そう思わせる彼女らの演技力と個性が際立ち、魅力的な女優だと言う事が再認識された。
車に乗る時はドアにワンピースの裾を挟まないようお気をつけて..★,