Kamiyo

ひまわりのKamiyoのレビュー・感想・評価

ひまわり(1970年製作の映画)
4.2
先日,何かテレビの番組で”ひまわり”だと思いますが、聞こえてくる音楽でわかりました、見ていた人達皆さん号泣してので
 ああ....観たいな思いました。

前に観たのは、昭和46年頃だと思います、スカラ座福岡(洋画封切館)彼女と見に行った記憶があり、私の凄く感動した想い出あり
隣の彼女はワ-ワ-と泣いていました。
男と女では感じ方が違うのかな....
ヴィットリオ・デ・シーカの作品とは知っていました。
”自転車泥棒” 終着駅”等を観ています。
主演は当時イタリアのを代表するソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニです

さて今回は50年ぶりかな
やっぱりね 最初と最後に映し出される、果てしないひまわり畑の映像が目に焼きつきます。太陽に向かって陽気に咲くひまわりの花とは、全く別物の印象を受けるその花の下には、沢山の兵士の慰霊が眠っている
マンシーニの哀愁を誘う音楽とともにひまわりが風にたなびく風景は、かつて一組の男女の愛を切り裂き運命を翻弄した戦場の跡。

幸せな結婚をしたばかりの夫アントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)がロシア戦線に送り込まれ行方不明になり、戦争後、妻のジョバンナ(ソフィア・ローレン)が夫の足跡をたどり、必死に探し出します。

記憶に残るシーン
ジョヴァンナはロシアで探しているうちにアントニオの住む場所を見つける、喜びいさんで訪れたジョヴァンナが目にしたのは、アントニオの新しい家族だった……。

彼女は、列車から降りた彼を遠目に観ると、
すぐに、泣き叫び取り乱して、
その列車に飛び乗った。逢いたかったからこそ
それ以上、そこには、いたたまれなかったのだ…

ここは本当に泣けますね....
前は感じなかったのが 年を取るとすぐに泣けるところが多い

情熱的で、どこか少女のようなピュアさで、戦争がもたらす悲劇と向き合った女性をソフィア・ローレンは完璧に演じていました。
その立ち振る舞いまで、本当に美しく、かっこ良い、なのに人間くさい。
ソフィア素晴らしい!の一言です。
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