ひまわりの作品情報・感想・評価

「ひまわり」に投稿された感想・評価

観るたびに「私にはまだ早かった…」と思わされる。テーマ曲がすごい。
MiYA

MiYAの感想・評価

2.5
とにかく印象に残るのが、ソフィア・ローレンの顔面の迫力。あんな怖い顔の女が追ってきたら、そら逃げるわ~と思ったら、男のほうが未練タラタラだったという。

身勝手な男を描いた話なのか、戦争が起こした悲劇と考えるべきか、なかなか難しい。
相当以前に鑑賞。
今観たらきっともっとぐっと来るだろう。
yoshi

yoshiの感想・評価

4.0
「ひまわり」と聞くと、私の周りの若者たちはドラえもんの映画主題歌を思い出すそうだ。日本は平和だ…と感慨深くなる。私のような年配は「ひまわり」と聞くと、この映画を思い出す。枯れてうな垂れた向日葵の花を見て再見。あの有名なテーマ音楽を聴いただけで、パブロフの犬のように条件反射で涙がこみ上げて来るのは、私だけではないはずだ。

悲恋ものの王道パターンではあるが、映画の最初は幸福なシーンから始まる。
一目で恋に落ち、活き活きとした表情で甘い新婚生活を楽しんでいたある夫婦。

徴兵の際、戦争に行きたくないあまり、精神疾患を装った為、軍部の怒りを買い、夫は最前線に送られてしまう。

駅での夫婦の別れに、涙してしまう。
あの駅のホームの長さ、列車が消失点に消えていく様は、構図の美しい絵画のようだ。

もはや生きて、再び会えるのかどうかさえ危うい…
その予想通り、いつまで経っても夫は戦地から帰ってこない。

戦地へ向かった夫の帰りを待ち続ける妻。
この待ち続ける期間の生活が、とても地味で華が無く、新婚生活とのギャップが激しい。

この夫を待ち続ける貞淑な妻というのが、我々日本人の感性に美しく映る。
積極的なイタリア男性が妻役のソフィア・ローレンのような美しくグラマラスな女性を放っておく訳がないのだが?

既に結末を知っているだけに、今見ると「待たなくていいよ、自分の幸せを掴めよ…。」と妻に語りかけたくなってしまう。

終戦後、夫がソ連で消息を絶ったという話を聞き、ひとりで現地へ向かう。

夫を探す途中、ロシアの広大な平野に、地平線まで広がるひまわり畑を訪ねる。

美しい花畑の下には無数の戦死者が眠っているという話が哀しくも切ない。

一輪一輪のひまわりが、戦死者の墓標を表しており、妻は「夫もここに眠っているのだろうか?」と不安を隠せない。
耐えきれず、ひまわり畑を逃げ出す妻に、再び涙。

残酷な戦闘場面ではなく、戦死者の亡骸の上に咲き誇るひまわりの話だけで、戦争の悲惨さを表現する名シーンである。

引き離された主人公夫婦の物語もさることながら、戦争という背景にはこんな哀しい話が無数に隠されているに違いない…。

妻ジョバンナは、夫のアントニオがロシア人女性と結婚し、しかも幼い娘まで生まれていたという残酷な事実を知る。

夫が生きていたことは嬉しい。しかし故郷に帰らず、自分を忘れて生活していた衝撃!ソフィア・ローレンの見開かれた瞳、妻の心中を察してまた涙。

夫に罪はあるのだろうか?と言えば、それは問えない。自分の命を救ってくれた女性への恩返しが愛に変わったのだから。戦争中、戦闘放棄した脱走兵が簡単に国に戻れるはずもない。

アントニオへの想いを断ち切り、新しい結婚生活を始めたジョバンナを、今度はアントニオがロシアから訪ねてくるが…。

二人が出した結論にまた涙…である。

人間は常に前を向いて、生きていかねばならない。
どこかで過去に踏ん切りをつけねばならない。
そして今、目の前にある日常に対して、背を向けて、停滞していては、自分だけでなく周りの多くの人を不幸にしてしまう。

常に太陽の方を向く向日葵の花は「前を向いて生きろ、光ある方向を向いて」という監督のメッセージかもしれない。

向日葵の群生を見るたびに、私はこの映画を思い出す。
そして向日葵は終戦記念日が近づくのを知らせるように、夏に咲き誇る。
dairei

daireiの感想・評価

4.5
1度観たら映像から音楽が聴こえてくる。
音楽を聴けば映像が観える。
M川A氏

M川A氏の感想・評価

3.7
ズームアウトがすごすぎる。
ラストシーン手前のジョバンナが、抱きしめられながらも救われない現実を全て悟ったかのような強い眼をしているのが印象的。
macaron

macaronの感想・評価

5.0
名作だよな
goma

gomaの感想・評価

3.9
音楽も映像もストーリーも良い。誰も悪くないのがまた哀しくて切ない。
ひたすら切なくて切ないままなのでハッピーエンドを期待して観るのはおすすめしない。
ひまわりは一瞬だったがとても印象的だった。
戦争をしているシーンが多い訳では無いが戦争について今一度考えさせられる作品。
ゆうか

ゆうかの感想・評価

3.4
最後に切なくなる恋愛映画だったな…
【 あの時 僕は死んだ
そして 別人に たしかに僕は
あそこで暮らした 小さな平和の中で 】

ロシアの大地
地平の彼方まで 広がる ひまわりの 群生

そこは イタリア兵と ロシア兵が 眠る
かっての戦場

【 ここにはいないわ 主人は生きています】

ロシア戦に 出兵した夫 アントニオは
消息を絶った
ジョバンナ(妻)は 夫を探しに
イタリアから 遥遥 ロシアへ渡った

彼女は 探し出すだろう
たとえ 【 ひまわり 】の草の根 を かき分けてでも

【 アントニオは 忘れたのです なにもかも
名前もです 私がずっとそばに 】

戦争が産んだ 悲劇
彼には 新しい家庭と 子供がいた

一目会って 飛び込む列車

私事だか、

私の父には 本妻がいた
随分 大きくなるまで 自分がお妾さんの子であるとは、知らなかった
父は 早くに死んだ
母は、女手ひとつで 私たち兄妹を育ててくれた
凛として 生きた母

戦中 戦後を問わず すべての女性に
託した 作り手の思いが、【 向日葵 】なのだろう それでも 日に向かい 凛として生きて欲しいと
>|