メントール犬佐

シリアスマンのメントール犬佐のレビュー・感想・評価

シリアスマン(2009年製作の映画)
3.5
わからないほうのコーエン映画。といいつつ、コーエンものはハマるハマらないの差が激しいほうなので、ダメな時はとことんダメな私なんですが、この映画はなんというか、ダメなほうなのに何となく好き、という珍しいパターン。とはいってもやはりユダヤ教についての基礎知識がゼロに等しい日本男児としては根本的にはわからない。わからないなーなんかやだなーこわいなーこわいなーと思って観てたら

_人人人人人人_
> 突然の死 <
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なみの唐突なエンディングで呆然としました。あのーもうちょっと余韻とかくれよ・・・コーエンらしいけどさ。宗教臭がゴイスーで話が地味、難解、ってなわけで劇場スルーっていうのはわからんでもないですが、DVDスルーされるほどだとは思わないんですがね??タトゥーロ出せよタトゥーロ!とかそんな感じなのかしら?しかしレビュアーのみなさんはよくヨブ記なんか読んでるなぁ。。そんなの読む機会にどうやったら恵まれるのかが理解できもさん。

しかしですね、画作りとエピソードの盛り付け方は流石のコーエンクオリティですし、笑えるとこはキッチリ笑わせつつ、ドキッとするほどシリアスもあり。歯のくだりは秀逸で、あの話をされたあとに、変貌してしまった日常に「戻りたいのか?」「まさか!・・いや、時には・・・っていうか、日常ってなんだったんだ?」っていう意地悪なコーエン。まじめに生きるってつらいね。