Yukiko

シリアスマンのYukikoのレビュー・感想・評価

シリアスマン(2009年製作の映画)
3.7
2020年5月16日
『シリアスマン』  2009年制作
監督、ジョエル・コーエン&イーサン・コーエン。

1967年、アメリカ、ミネソタ州、ミネアポリス。
ユダヤ人コミュニティーに住むラリー・ゴプニック
(マイケル・スタールバーグ)は大学教授。
妻と長女と長男の4人家族に、ラリーの兄が
マイホームに共に住む。
長女、長男、教え子の生徒、隣人、兄、レコードの
営業マン、そして妻と次々にトラブル続きで、
ラリーは地元のラビに相談したり、弁護士に相談
したりするが解決できないで悩む。


妻の浮気はラリーに非はないのでは?
出て行くべきは妻だし、ラリーに慰謝料を払う
べきなのに、何故ラリーが出て行くのか理解でき
ない。

教え子の賄賂はあくまでも本人か家族に返すべ
きだと思う。
レコードの押し売りもいらないと返すべきだ。

しかし、ラリーは話を有耶無耶にしてしまうこと
で、その後うまくいく。
要は、ことを荒立てたところで、話はこじれるばかり
なのだろうか。
何もしないことで、ことは良い方向に落ち着くと
言いたいのだろうか?

不可解な映画で、理解不能かも??

私は、コーエン兄弟の映画なのだから、主人公の
ラリーが最後にキレて爆発するとばかり思い、
家族にそう言って、ワクワクとしながら観ていた。
が・・・・・!?

ユダヤ人の宗教色が前面に出た映画。

この映画の中でラリーの息子が成人式を迎える。
ユダヤ教の成人式は男子がバル・ミツバと呼ばれ
13歳で、女子がバット・ミツバと呼ばれ12歳で成人
となる。
ユダヤ教を守る宗教的・社会的な責任を持った
成人男性になったことを意味する。
(この項、Wikipedia「バル・ミツワー」より抜粋)
Yukiko

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